研究室への参加に興味のある皆さん(2025年度)(NEW!)

学内の学生で衛星開発に興味のある方: 東京科学大学所属の学生であればどのような所属であれ、学部1年生〜大学院生まで、SDDLでの衛星開発に参加できる可能性はありますので気兼ねなく一度見学に来てください。坂本に直接メールしたり、研究室を訪ねて学生に話しかけたりしてもらって構いません。

正規に研究室所属しSDDLでの研究参加を希望する方: まず、(学外/学内を問わず)大学院入試を経て研究室の所属学生になることを目指す方は、SDDL説明会だけでなく、必ずオンライン開催の機械系大学院入試説明会に参加してください。機械系 大学院説明会の情報を必ずご確認ください。過去の説明会動画をじっくり見るのも良いでしょう。

 次に、学外or学内から大学院入試をする方向け+学内機械系4年生として研究室所属を希望する方向けの研究室説明会・見学会を以下のように行います. ハイブリッド(対面+Zoom)説明会ですが,できる限り対面でいらっしゃることをおススメします.

【教授・坂本がまず研究内容の紹介や、学生の研究室での生活について説明します(約15分間の説明と15分間の質疑応答)。その後、対面参加者には研究室の見学と先輩との対話の時間を設けます。前半の説明部分についてはハイブリッド開催としますので、Zoom参加は事前参加登録をお願いします。一方、対面参加者は予約不要です!】

  • 第1回 宇宙動設計学研 FY2025研究室説明会・見学会: 2025年 3月17日(月)15:00-16:00 石川台3号館 5階502A室 (ハイブリッド開催)終了 
  • 第2回 宇宙動設計学研 FY2025研究室説明会・見学会: 2025年 3月25日(火)15:00-16:00 石川台3号館 5階502A室 (ハイブリッド開催)終了 
  • 第3回 宇宙動設計学研 FY2025研究室説明会・見学会 NEW!: 2025年 4月17日(木)15:00-16:00 石川台3号館 5階502A室 (ハイブリッド開催:Zoomでの参加登録はこちら) 
  • 第4回 宇宙動設計学研 FY2025研究室説明会・見学会 NEW!: 2025年 5月21日(水)15:00-16:00 石川台3号館 5階502A室 (ハイブリッド開催: Zoomでの参加登録はこちら) 
  • 不明点など坂本までメール下さい(sakamoto.h.aa [at] m.titech.ac.jp)。 
  • ※対面参加の場合は、事前登録不要です。直接お越しください。Zoom参加は事前登録をお願いします。
さらに、5月23日(金)に開催予定のエンジニアリングデザイン(ESD)コース大学院説明会by Zoomの中でも坂本研の説明を行う予定ですのでぜひご参加ください。

興味のある方はぜひメールでお問い合わせ下さい。(坂本 教授

はじめに

「ニュースペース」と呼ばれる新たな宇宙時代が訪れ、宇宙開発が以前よりもより直接的に人類の活動に影響を及ぼすようになっています。どこでもつながる大容量通信、高頻度観測による地球環境や安全保障のセンシング。さらには深宇宙探査や天体観測においても、軌道上に拠点を設けることで、これまで以上に人類の知識を広める活動が可能になっています。

この過程で、宇宙空間にはさまざまな構造物(宇宙構造物)が構築されてきました。今後、ますます宇宙利用や宇宙探査の価値を高めるために、多様な宇宙構造物を構築していくことが求められます。その際、宇宙構造物を「動的」なものと捉え、次の3つの時間軸でその「動き」を考慮することが重要です。

  • 構造動力学(ダイナミクス)の考慮: 重力が微小な環境で構築される宇宙構造物は一般に柔軟であり、その振動の影響が無視できません。また、構造材料の劣化などにより、宇宙構造物の動特性や形状は常に変化していきます。
  • システムライフサイクルの考慮: あらゆるシステムには、設計・製造・運用・保守・廃棄というライフサイクルがあります。特に地上で製造され、宇宙で運用される宇宙構造物においては、システムが体験する大きな環境変化を考慮することが欠かせません。また、一つのシステムの知見を次世代システムへ継承させることも重要です。
  • 社会の価値観の考慮: 人類の価値観も急激に変動しており、宇宙構造物構築の背景にある価値観や倫理観を常に更新することが重要です。

本研究室では、動的なシステムである「宇宙構造物」を構築する方法論を「宇宙動設計学」と呼び、この知識化と体系化を行うと同時に、それを支える構造動力学やシステムズエンジニアリングを始めとする基礎学問のさらなる発展を目指しています。

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研究室のミッション

私たち宇宙動設計学研究室は、宇宙における大型構造物の構築方法論を確立することを目指しています。そのために、以下の取り組みを行います。

  • 背景となる物理的な原理を探究し、宇宙構造物の設計・構築に関する新たな学術的知見を創出します。
  • 小型衛星を活用した宇宙実証実験を実施し、理論の妥当性を確認しながら実践的な方法論を確立します。
  • 研究を通じて次世代のリーダーを育成し、工学の発展に貢献します。
  • ニュースペース時代に求められる倫理観を明確にし、持続可能な宇宙開発の在り方を探求します。

つまり私たちは、科学者としての責任を持ち、原理探究と価値実証の両面から、宇宙開発の新しい道を切り拓いていきます

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About SDDL

Welcome to the Space-Structure Dynamics Design Laboratory (SDDL) in the Department of Mechanical Engineering at the Institute of Science Tokyo. The SDDL is involved mainly in space systems research. The objective of the Laboratory is to explore innovative mechanical designs through investigations of dynamical systems and to train young engineers who will lead this field in the future.

For enquiries about lab tour and research collaboration, please contact Professor Hiraku Sakamoto (sakamoto.h.aa [at] m.titech.ac.jp).

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超小型人工衛星:OrigamiSatシリーズの開発

当研究室は,2024年現在OrigamiSat-2という超小型人工衛星の開発を行っています.この衛星は3U-CubeSatという規格の超小型人工衛星です. シリーズの初代となるOrigamiSat-1は2014年度に開発開始,2019年に打ち上げ,その後2022年に軌道を離脱しました.詳しくはorigami.titech.ac.jpをご覧ください.
 宇宙動設計学研究室では一緒に衛星開発をしてくれる東京科学大生を募集しています! やる気さえあれば前提知識はいりません.興味ある方はメールでお問い合わせください.(sakamoto.h.aa [at] m.titech.ac.jp)



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