研究室への参加に興味のある皆さん(2024年度)

SDDLでの研究参加を希望する方: 大学院入試を経る方は,必ずオンライン開催の機械系大学院入試説明会に参加してください.ほぼ同一内容の説明会が3回行われます(3/11, 4/11, 5/14).機械系 大学院説明会の情報を必ずご確認ください.過去の説明会動画をじっくり見るのも良いでしょう.

 次に,学外or学内から大学院入試をする方向けの研究室見学会を以下のように行います. ハイブリッド(対面+Zoom)説明会ですが,できる限り対面でいらっしゃることをおススメします.

【教授・坂本がまず研究内容の紹介や、学生の研究室での生活について説明します(約15分間の説明と15分間の質疑応答)。その後、対面参加者には研究室の見学と先輩との対話の時間を設けます。前半の説明部分について,Zoom参加は事前参加登録をお願いします.一方、対面参加者は予約不要です!】

  • 第1回 FY2024研究室説明会・見学会: 2024年3月4日(月)13:00-14:00 石川台3号館 5階502A室 (ハイブリッド開催) 
  • 第2回 FY2024研究室説明会・見学会: 2024年3月21日(木)13:00-14:00 石川台3号館 5階502A室 (ハイブリッド開催) 
  • 第3回 宇宙動設計学研FY2024研究室説明会・見学会 NEW!: 2024年5月1日(水)13:30-14:30 石川台3号館 5階502A室 (ハイブリッド開催: Zoomでの参加登録はこちら) 
  • 第4回以降は、上記説明会にいらっしゃれない方から依頼があれば、その方に合わせて(5月半ばまで)随時計画します! 坂本までメール下さい(sakamoto.h.aa [at] m.titech.ac.jp)。 
  • ※対面参加の場合は、事前登録不要です。直接お越しください。Zoom参加は事前登録をお願いします。
さらに、5月に開催予定のエンジニアリングデザイン(ESD)コース大学院説明会by Zoomの中でも坂本研の説明を行う予定ですのでぜひご参加ください。

興味のある方はぜひメールでお問い合わせ下さい.(坂本 教授

はじめに

機械システムの設計では,機械の動力学(ダイナミクス)を考慮することが求められる.たとえ可動構造部品が変形をしない剛体であっても,その質量・質量中心の位置・慣性モーメントが適切に設計されていないと,機械の運動性能を損なう可能性がある.さらに実際の構造部品は,軽量化の目的で薄く細くすることが多いため弾性変形し,結果として機械構造が「振動」を起こす.振動が起これば精度の劣化や寿命の短縮など,機械のさまざまな性能に影響を及ぼす.騒音が発生し,音響加振による機械の破壊や,人体への健康被害をもたらすこともある.

従ってここで必要となるのが,機械構造の動力学を考慮した設計の方法論の確立と,そのための構造動力学のさらなる発展である.構造動力学を考慮した設計過程としては,

  1. 問題の要因に関する仮説の立案(初期分析と仮説推理
  2. 要因の本質を抽出した実験とシミュレーション(モデリング)による仮説の立証(精密分析
  3. 問題の解決策(新たな設計)の提案と(2)による有効性の立証(基礎検証
  4. 現実の問題への解決策の適用(実用検証
がある.この過程を効率よく効果的に実施して,社会に存在するさまざまな問題を解決する――そのような方法論を構築するための,基盤技術から最先端技術まで,あるいは理論から実践までを含む,幅広い知的活動を私たちは「動設計学」と呼び,その知識化と体系化を目指して研究を行っている.



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研究室のミッション

私たち動設計学研究室は,以下の2つをミッションとして掲げる.

  1. 機械構造の動力学の理論を究理し技術課題の解決法を考究することを通じて,新たな機械システムを創造し,その設計法を知識化する.
  2. 上記の研究活動を通じて,高い専門知識に加えて,高い意欲高いコミュニケーション能力高い倫理観を備えた人材を社会へ輩出する.

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研究対象

以下を研究対象としている.

  1. 宇宙システム工学

JAXAや企業など外部との共同研究や連携を積極的に行い,現実の課題に取り組んで,新たな設計の提案による問題解決と,設計法の知識化を目指している.

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見学の問い合わせ

研究室の見学や研究活動への参加を希望する方は,気軽に教授の坂本(sakamoto.h.aa [at] m.titech.ac.jp)まで連絡をください.

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About SDDL

Welcome to the Structural Dynamics Design Laboratory (SDDL) in the Department of Mechanical and Aerospace Engineering at the Tokyo Institute of Technology. The SDDL is involved mainly in three areas of research: (i) structural dynamics, (ii) acoustics, and (iii) space systems. The objective of the Laboratory is to explore innovative mechanical designs through investigations of dynamical systems and to train young engineers who will lead this field in the future.

The SDDL is led by two faculty members. Professor Masaaki Okuma, the director of the Laboratory, is interested in many areas of structural dynamics, including theoretical modeling, experimental identification, and vibration and noise reduction. His research fields also include the development of sound separation and recognition algorithms. Associate Professor Hiraku Sakamoto joined the Lab. in 2008. His research interests are the design and analysis of flexible space structures mainly consisting of thin membranes or cables, and in computational mechanics. He also leads the development of small satellite in order to explore design methodologies for future space systems.

For enquiries about lab tour and research collaboration, please contact Associate Professor Hiraku Sakamoto (sakamoto.h.aa [at] m.titech.ac.jp).

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超小型人工衛星:OrigamiSatシリーズの開発

当研究室は,2024年現在OrigamiSat-2という超小型人工衛星の開発を行っています.この衛星は3U-CubeSatという規格の超小型人工衛星です. シリーズの初代となるOrigamiSat-1は2014年度に開発開始,2019年に打ち上げ,その後2022年に軌道を離脱しました.詳しくはorigami.titech.ac.jpをご覧ください.
 動設計学研究室では一緒に衛星開発をしてくれる東工大生を募集しています!やる気さえあれば前提知識はいりません.興味ある方はメールでお問い合わせください.(sakamoto.h.aa [at] m.titech.ac.jp)



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